1.奥飞騨慕情

作词:龙铁也
作曲:龙铁也

风の噂さに 一人来て
汤の香恋しい 奥飞騨路
水の流れも そのままに
君はいでゆの ネオン花
あゝ 奥飞騨に 雨がふる

情けの渊に 咲いたとて
运命悲しい 流れ花
未练残した 杯に
面影摇れて また浮ぶ
あゝ 奥飞騨に 雨がふる

抱いたのぞみの はかなさを
知るや谷间の 白百合よ
泣いてまた呼ぶ 雷鸟の
声もかなしく 消えてゆく
あゝ 奥飞騨に 雨がふる


2.の女

作词:さいとう大三
作曲:龙铁也

草木のに身をつつみ
踊った姿が忘られぬ
一夜限りの恋ならば
花火のように咲きたいと
あの夜泣いてた の女よ

川の流れを追いながら
二人步いた飞騨の町
幸せ薄い横颜に
何故か似合った白い花
运命(さだめ)はかない の女よ

山肌染めて秋がゆき
人肌恋しい冬がくる
雪に埋れた山あいで
ひとり暮しはつらかろう
抱いてやりたい の女よ


3.哀愁の高山

作词:龙铁也
作曲:龙铁也

うるむネオンの里町を
ふたりで步く 兄弟流し
暖帘くぐれば 暖帘くぐれば
驯染の颜が
ひとつたのむと 声挂ける
あゝ 哀愁の高山よ

消えて淋しいネオン街
よろりよろけた 影法师
肩にくい迂む 肩にくい迂む
アコーディオンを
意地で支えて男泣き
あゝ 哀愁の高山よ

雪に埋れた白い町
风に摇れてる 绳暖帘
どこか侘しい どこか侘しい
赤提灯の
情け横町流し呗
あゝ 哀愁の高山よ


4.山の驿

作词:さいとう大三
作曲:龙铁也

绿变わらぬ この町に
君の姿は あるだろか
樱 たんぽぽ 桃の花
幼い君の 颜の色
あゝ 匈いも青い山の驿

母と暮らした あの家は
君と游んだ 梦のあと
いろり 自转车 庭の井户
想い出ひとつ 呼んでみる
あゝ 泪でしみる山の驿

汽车が归りを 告げるまで
しばし偲(しの)ぼう 面影を
おさげ 草笛 国讹(なま)り
あの日の君が 目に浮かぶ
あゝ 夕日に染まる山の驿


5.里町酒场

作词:さいとう大三
作曲:龙铁也

雨にぬれてる 赤い灯が
俺にゃ似合いの 里町酒场
泣いているのか あの呗も
醉えばおまえの 声になる
よせよいまさら あゝひとり酒

肩を并べて 饮む夜が
俺とおまえの 幸せだった
梦を落とした杯を
そっと笑って 饮んでいた
思い出すのさ あゝひとり酒

いつかおまえと みちづれに
俺はなろうと 思ったものを
箸の袋に 别れ文字
书いて残して どこ行った
马鹿な奴だよ あゝひとり酒


6.旅の宿

作词:酒井智雄
作曲:龙铁也

夜空にけむる 汤の町を
月のしずくに ぬれてゆく
梦もやぶれて 泣ける身に
吐息さびしい しのび酒
醉えば未练の 旅の宿

狭雾(さぎり)をだいた 山あいに
心かよわす 水の音
摇れて咲いてる 野の花も
弱いおんなの 胸を打つ
落とす泪に 风が啼(な)く

想い出つづる 汤の川に
伤をいやせば 山鸠の
声もせつなく ほろほろと
くれる情けの やさしさよ
明日(あす)をさがして 旅の宿


7.大渔茜船

作词:酒井智雄
作曲:龙铁也

どんと波打ち しぶきを上げて
命あずけた 船が出る
板子(いたご)一枚 地狱の海に
大渔祈愿(きがん)の 梦を追う
男怒涛(どとう)の男怒涛(どとう)の 茜(あかね)船

ほえて逆卷(さかま)く 荒波越えて
血潮(ちしお)たぎらせ 网を打つ
ねらう获物(えもの)は 手纲(てづな)でかんじ
腕がみせばの 舵(かじ)さばき
男胜负の 男胜负の 茜(あかね)船

やぶれ番屋の 祝いの酒が
冻(ひ)えた身体(からだ)に しみてゆく
醉ってめでたい 大渔节も
挂けた运命(さだめ)の 意地がある
男自慢の男自慢の 茜(あかね)船


8.吉野情话

作词:梅本昌男
作曲:龙铁也

樱の花の咲く顷に
归っておいでと 云う便り
やさしいことばの 人故恋し
鸟はさえずり 呼びかける
胸にせせらぎ ききながら
梦まぼろしか 吉野の里よ

清き流れの 吉野川
思いださせる 远い日を
母の背できく 子守呗
みどり山并 そのままに
匈う杉の香 しみじみと
やけに恋しい ふるさと心

秋のもみじに 身をよせりゃ
人の情が 泌みる夜
散るは 木の叶に しぐれの雨が
逢えば 别れのさだめでも
なぜかつれない 川上に
降るは白雪 吉野の里よ


9.土佐恋慕情

作词:石本美由起
作曲:龙铁也

逢ってみたいな ひと眼でいいと
恼み つづけて もう五年
土佐は 南国 思い出の
糸を たぐって 访ねて来たが
胸に 冷めたい 黑潮しぶき

ひとの妻よと 呼ばれる君の
影を 见かけて 背を向けた
土佐は中村 みれん桥
恋のさだめは どう变わろうと
流れ变わらぬ 四万十川(しまんとがわ)よ

俺は いつでも 昔のままの
梦に 出てくる 君が好き
土佐は南国 旅の宿
ひとの别れの さみしさだいて
风と鸣こうか 足摺岬(あしずりみさき)


10.别れ雪

作词:横井弘
作曲:龙铁也

波止场は昏(く)れて 灯台に
泣いてる影が ただひとつ
二度と逢う日はない女(ひと)の
指の细さよ ぬくもりよ
未练を抱いて 船に乘る
肩に散る散る 别れ雪

运命(さだめ)も薄い 身の上を
なぐさめあった 港町
二度と逢う日はない宿の
酒の匈いよ 恋呗よ
人目をさけて つなぐ手を
なぜに引きさく 别れ雪

谛(あきら)めきれず ふり向けば
海猫だけが 飞ぶ岬
二度と逢う日はない浜の
苍い灯りよ 汐鸣(しおな)りよ
心の伤が 道づれの
旅に散る散る 别れ雪


11.ふるさとの灯り

作词:龙铁也
作曲:龙铁也

ふるさとは
思い出胸にせまりきて
つづく坂道 吹く风よ
里の匈いも ぬくもりも
归って来たと呼びかける
あゝ ふるさとの灯(あか)りがみえる

たずねきて
昔の友の面影は
今も变わらぬ国なまり
こぶしにぎった癖までが
远い思い出 怀かしい
あゝ ふるさとの灯りがゆれる

いまもなお
心に残るあの女(ひと)は
宿の女将(おかみ)も板につき
缟の着物に 红(べに)だすき
幸せですと 目で笑う
あゝ ふるさとの灯りが润(うる)む


12.屋台酒

作词:喜多条忠
作曲:龙铁也

にぎわう街の 片隅で
俺と良く似た 奴がいる
のれんに风が 吹くたびに
ちいさな咳(せき)して 酒を呑む
泥にまみれた くやしさは
ひとりで ひとりで耐えるもの

コップの底に 映(うつ)るのは
お前と别れた 街だろか
若さといえば それまでの
冷たい别れの それっきり
どこで どうしているのやら
今さら 今さら迟すぎる

生きてくことの はずかしさ
想い出すたび 酒を呑む
ひと文字欠けた ネオン见て
心にぽっかり 穴があく
醉えば 醉うほど淋しさが
男の肩抱く 屋台酒


13.飞騨川みれん

作词:石本美由起
作曲:龙铁也

水の流れは この世の运命(さだめ)
出合い桥やら 别れ桥
情け飞騨川 ひと夜の恋に
赌けた女の 过(あやま)ちならば
罪を许すか 夜の雨

结ぶすべない 绊(きずな)の糸に
すがる命の やるせなさ
夜の飞騨川 人形歌舞伎
三味と鼓(つづみ)に 囃(はや)されながら
恋の别れは 辛かろう

爪の先まで 燃えつきようと
夜明け切ない 川の宿
未练飞騨川 思い出汤船
逢うて濡らした 女の肌に
梦の名残りが ただしみる


14.いのちの旅路

作词:龙铁也
作曲:龙铁也

行く手さえぎる 闇夜がこわい
深い谷间に 流されて
のぞみはかなく 影かなし
见えぬかがみの 姿に泣いて
暗いさだめの 旅の始り

浮世わびしい 奈落の底へ
いっそ舍てたい この命
生きて行くには つらすぎる
灯りがほしい 叫んでみたが
梦もちりぢり 消えゆくままに

人にふまれて 恨んだことも
たえてしのんだ 手さぐりの
旅路はるかな うたのみち
作り笑颜に なみだのちかい
晴れて日のさす 男の夜明け